塾長のブログ

勉強って、何をすること?

先日、スタッフと勉強会を行った際、話したことを綴ります。

勉強とは、具体的に何をすることか?

たいていの子は、問題を解くことだと思っています。確かに、試験に出そうな問題を何回も解き、覚えてしまうくらい繰り返せば、同じ問題が出たとき、得点アップしヤル気が増し、更に問題を解くことに意義を感じ、その方法を続けるかも知れません。
また、トップページにも記しましたが、INPUTをろくにせずに、OUTPUTばかりして(当然できませんが)、間違えたら答えを写して終わりでは、一見勉強しているようで、それは中身のない取り組みに終わってしまいます。

これらのどちらも、“その場しのぎ”の学習法で、底力をつける方法とは思えません。
確かに、問題を解くことは、学習の流れの中で、必ず行うべき行為です。ただ、タイミングが重要で、後からやるべきことです。INPUTを行った後に行うべきです。“問題は、自分の力を試す”ために使うべきです。
問題を解きながら力をつける(=INPUTする)方法もありますが、ある程度の学力を要する方法です。

では、本来あるべき勉強の具体的な方法とは?

当塾で実践中の、最も重要視している指導法は、ひと言でいえば、「もどることの徹底」です。『ローカル・ガイド』と呼んでいますが、既習事項で、忘れている(忘れかけている)ことは、スラスラと出てくるまでは、徹底的にもどることです。それも同じ場所・同じ紙面に。
何度も何度も同じ場所へもどっているうちに、子供はどう変わっていくか。以下、共通の傾向があるので、記しておきます。
1回目
先生「これ、前やったよなぁ?」
子供「えぇ?知らん・・・」
先生「イヤ、確かキミに教えたはず。ちょっと、さがしてみよう」
・・・
先生「ほら、ここでやってるよ」
子供「あれ?そうだった・・・」
2回目
先生「これ、前やったよなぁ?」
子供「えぇ?そうかなぁ?」
先生「やったが。この前ももどったような気がするよ」
子供「そうだったかなぁ・・・」
先生「ほら、あったよ」
子供「あ、そうか」
3回目
先生「これ、前やったよね?」
子供「あぁ、やったような気がする・・・」
先生「さがしてごらん」
子供「えーっと、あぁ、ここにあった」
4回目
先生「これ、やったよね?」
子供「うん、やったと思う」
先生「どこにある?」
子供「うーんと、ここ」
先生「そうだね」
5回目
先生「これ、どこにあった?」
子供「ここ」
先生「そうだね」
6回目
先生「これ、もうもどらなくていい?」
子供「うん、もう大丈夫」
7回目
子供「これ、前にも出てきたよなぁ」
先生「そうだね」



このように、5回目あたりから、子供の頭の中にも習った記憶が定着し始めます。こうなってくると、もどる重要性を感じるようになり、一人で学習している際も、もどる行為を意識し始めます。
とはいっても、ここまで行くのに、一人ではなかなか難しいケースが多いのが事実です。
そこで、私たちの関わりが功を奏してくるのです。

この地道な繰り返しが、底力を養う比較的簡単な方法で、当塾でも実践している方法です。

[参考「繰り返しのやりとり」のページへ]

(文責:虫明)

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