南輝教室長のブログ

「わかった」だけの子への関わり方

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これまでもずっと、「わかる」と「できる」は別物と言い続けてきましたが、
昨日今日で顕著にこの言葉の意味を実感する場面を目の当たりにしました。

ここ数日で、新学期の学習内容が本格的にスタートしつつあります。
中学3年生、2年生では、グループ指導で新しい学習内容に入る前に
基礎計算チェックを行っていますが、ここで「知ってる知ってる~」と
余裕そうに解き始めた子のうち、3分の1がその基礎計算で引っかかる
という、結構深刻な事態に。
「おいおい、これって、前の学年の内容だよ?」と確認しても、
「うん、やり方はわかってるんだけど…」と、すっきりしない顔の子供たち。

確かに、解き方を聞いてみたらそこそこ正確な受け答え。でも間違える。

どういうことだ…!?

よく見てみると(いや、そこまで注視せずとも一目でわかりますが…^^;)
大筋ではあっているものの、細かな部分で正負の数の計算を間違えたり、
文字を書き忘れていたり、途中式が汚なかったり書いていなかったりでのミスが大半。
できるつもりでも、正確にはできていないんですね。
でも、「わかって」はいるので、できる気がしちゃうんです。

こういう子は、大抵テストでも間違えます。そして、「勉強したのにできなかった」。

いや、それではもったいない!

こういう子には、とるべき手は一つ。安易に先に進ませないことです。

「わかった」なら「できる」までやる。練習する。

野球の素振りと同じです。ピアノの運指と同じです。頭でわかったなら、
体が覚えるまで繰り返す。頭でっかちのままで終わらない。

今回、基礎計算問題(3a+5-2a-7 のような)が、きちんと
「できる」ようになるまで、4時間かかった子もいます。そのくらい
マスターするのにかかることもあります。
もちろん、すぐに忘れるということも十分考えられるので、時間を置いて
また繰り返す必要があるのは明らかです。

「ここまでやるんか!」と言われようと、文句を言われようと、
結果として「できるようになってよかった」と言わせるためにも、私たちも
子供たちとの根競べでしょうね。
正直、昨日なんか私も「ここまでわかってるのにまだ間違えるか…」と思う瞬間もありました。
ただ、大人のものさしで測れないのが子供たちの頭の中。

大変ですが、「この子の頭の中身が手に取るようにわかるわ~この問題なら
このくらいやればマスターできる!」と思えるくらいのレベルを目指して、
教務のレベルアップをしていきたいと思います。

(文責:植田)

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