塾長のブログ

こうすれば、子供は必ずやる気になる。

私たちの仕事は何か?

私たち塾講師の仕事は、何でしょう?

言うまでもなく「教える」ことです。しかし、そんな定義では、今の少子化の時代、選ばれる塾として生き残ることはできないと思っています。

では、何か?

私は、「子供を木に登らせる」ことだと思っています。言い換えれば、やる気を起こさせること。「何だ、当たり前じゃないか」と聞こえて来そうですが、肝心なのはここから。

じゃあ、どうやればやる気喚起はできるのでしょう?

以前、「ヤル気スイッチ、どこにある♪」という某塾のコマーシャルがありましたが、やる気は、どうやったら起きるのでしょう?

実は、今までは、「わかることの連続」で、やる気は起きてくると思っていました。確かにそうですが、それは、少々先の話。その前に、「優位に立つこと」だということがわかってきました。私事で恐縮ですが、私自身、最近趣味の程度が平均レベルよりも上回り、優位な気分に浸ることが多くなってきたのですが、同時にやる気も満々になっている自分に気付きました。

子供たちも同様に、いろんな意味で優位に立つと、やる気が起きるようです。最近あったケースが、小学生では『ぐんぐん(G)ノート』。成績グラフを、どのぐらいの子が見ているか、授業の際によくたずねるのですが、成績上位の子ばかりでした。その傾向は、以前からいえることで、やはりグラフを見ることが、気分のいいことなんでしょう。気持ちはわかります。

では、どうやったら、子供を優位に立たせてあげられるか?

そのカギは、学校生活にあります。中でも、本業である勉強面。つまり、学校の授業です。学校の授業で優位に立てることが、やる気喚起のきっかけになります。

以前、当塾に入ってきた子が、前の塾で勉強が嫌になり、塾を変わることを考えたと聞きました。前の塾で何があったのか聞いてみると、その塾に入った際、実力判定テストのようなものがあり、得意・不得意を洗い出し、苦手な所を復習していこうという話になったそうです。そして、学校で習っていることを置いといて、昔習ったことの復習をやっていったそうです。

この話のどこがまずいのでしょう?

当塾では、絶対にこのような指導をしてはいけないと伝えています。10の既習の知識を覚えさせるよりも、1つのやる気の芽を育てた方が、結果として数倍の結果をもたらすからです。具体的には、いくら過去につまずきがあっても、今学校で習っていることを置いといて、弱点克服に力を入れても、劣等感はつきまとい、やる気の芽は育ちません。それよりも、今の学校の授業が機能する方が、よっぽど子供のやる気は芽生えてきます。

では、学校の授業が機能する方法とは?

ひと言でいえば、当たり前ですが予復習の充実です。苦にならない・無理のない方法・教材教具での予習。また復習は、わからない(忘れた)箇所を過去にさかのぼる。わからないたびに、さかのぼる。それも何度も何度も。この反復が嫌にならない方法・教材・教具。この繰り返しで、記憶がつながり始めます。初めは、記憶のつながりでいいのです。それが知識のつながり、理屈のつながりへと深化して行きます。しかし、この方法を家庭学習でやるのは、様々な障害があり困難かと思います。そこで、我々の出番(マンパワー)だと思っています。

このような取り組みを2~3ヶ月続けていると、普通は、習ったことで忘れていることが気になり始めます。そこで、復習を強要されると、元の木阿弥。自分から復習する気になるように、マンパワーによる関わりと、上述した教材・教具で子供たちを導きます。

こうして、やる気の維持は可能となり、成績の上がるサイクルが整います。成績に現れ始めると、やる気はさらに加速していきます。英・数で効果が出れば、他の教科にも波及し始めます。
知識を強要して詰め込み、一時的に成績が上がるのと違い、恒常的な成績(習慣)向上の変化が見られるようになります。

本業である学業で、子供たちが喜ぶ顔を見る、これが、私たちの仕事なんです。

(文責:虫明)

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