南輝教室長のブログ

緊張も過ぎれば…

「できないことは恥ずかしい」…人間誰しも、羞恥心というものを
持っています。そのポイントは人それぞれですが。

授業中、周りの子に見られるのが恥ずかしいのか、
手元を隠し気味に勉強している子供がいます。
激しいときには、ペン先を覆うように左手を重ねて、さらに
顔も机に近づけ、不自然な姿勢になってしまっている子も。
自分がやっていることに自信がないのだとは思いますが
隠されると、余計に見たくなっちゃうんだよねぇ~、なんて
グラビアを見るオジサンみたいな発言はちょっと置いといて(笑)
実際、隠しながら勉強する生徒には「ちょっと出してごらん」と
声をかけることがしばしば。

答えを書き直して丸にしたり、写してみたり…という行動も
根底は同じところにあるのだと思います。
ただ、そういう行動は見ていて不憫に感じることが多く、どうにか
「塾では間違えるほうがいいんだよ」ということを伝えたいと
日々思ってはいますが…。

隠すという行動の裏には、見られることに対する緊張があります。
どう思われるかが気になる、だから下手なことは見せられない、
だから緊張する、見られないように隠す…といったところでしょうか。

そういう子の個別指導を担当しました。
いつもはそれこそ、最初に書いたような姿勢で勉強したり、
教科書の下に答えを隠して、盗み見たりする様子も目撃したことがあり、
気になっていた子でした。
ただ、実際授業をしてみたら、普段の授業よりもいくぶんリラックスして
わからないことがあったら、正直に「覚えてないです」と
言うことができる子なんだと、思ったよりも隠さない子なんだと
わかって、驚いた…という時間でもありました。

私自身、関わる中で心がけていましたし、少々ダメでも否定されない、
失敗してもバカにされない、という安心感は絶対あったはずです。
それでも、ここまではっきり態度に出るとは…。
改めて、「この勉強姿勢を、通常授業でも出していいんだ」と
わからせてやるぞ!と、決意し直した瞬間でもあります。

元来、日本人は不言を美徳としてきた国民性を持っていますよね。
「見ざる、聞かざる、言わざる」なんて言葉もあるくらいですし。
ただしそれは、今後は「なに考えてんのかわかんない人」で
終わらされてしまう恐れがあります。

過度な緊張に苦しめられることなく、安心感を持って勉強に向かえるよう、
将来、自分の弱点も上手にアピールできる人になれるよう、
子供たちにとって「いい環境」を提供し続けますね。

(文責:植田)

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