塾長のブログ

マイペースで進める落とし穴

前回のブログに続いて記します。

今年度から、当塾では新しい方法で授業を行なっています。
以前に、タブレットを何台かそろえ、自分のペースに合った進度で学習を進める方法をとっていました。
タブレットがもの珍しいうちは、子供たちから人気がありましたが、人間飽く動物。
もの珍しさに飽いた子たちは、タブレットに向かう意欲が萎え徐々に時間潰し、挙句の果てには違う機能を模索する動きも…。
これでは本末転倒と、使用を中止し、書籍タイプの教材に戻した経緯があります。

確かに、ハイグレードな物には誰しも憧れがあり、興味関心を引き寄せられますが、こと学習面においては、大事なのはハードよりもソフト。
ソフトが自分に合っていれば、マイペースで進められるのは、魅力があると思いますが、同時に必要なのは持続力。
マイペースなので、いつでも出来る反面、いつでもやめられる。
この「いつでもやめられる便利さ」が、結果としてマズイ方向に向かうことが多く、結局は続かない主原因となるようです。

一見良さそうな一人1台のマイ・タブレット。
しかし長い目で見ると、必ずしもそうではないことがわかってきました(もちろん、全ての子にあてはまるとは言いませんが)。

それが、今年度から取り組んでいる教材のヒント・イメージの素となりました。
しかし、私たちがイメージする教材は、どこを探してもありません。
かなり探しましたが、やはりありませんでした。
どうしたものか、散々思案した結果、じゃあ自分たちで創ろう!ということに。
私たちは塾講師なので、教えることが仕事。教材を作るのは教材屋さんの仕事です。
しかし、無い物は仕方ないので、意を決して創ることになりました。

現在、創りながらそして教えながら授業を進めていくというスタイルで取り組んでいます。
下の写真は、一斉演習するための部屋です。(こちらのハード面も、私自らの手づくりです^^;)


マイペースで進めないので、速い子には先へ、遅い子には何度もという方法で、多少奥行きを持たせた教材にしています。
要は、いつでもやめられる方法ではなく、周りがみんなやっているから頑張るしかない状況を作ることに重点を置いています。

ハード面が機能すれば、いろんなソフトを創り(もちろん手づくりです)、それにより子供たちを導いていくのは、比較的たやすいように思います。
子供たちも、自分から動く手応えを感じながら、学習のコツをつかみつつあるようです。
今年の『夏トレ』は、この教材を駆使していこうとも思っています。

あと半月もすれば、期末テストがあります。
この学習法で、どんな点を取ってくるか、今から楽しみです。

(文責:虫明)