ぐんぐんノート / 成績発表

2019/6/15 ぐんぐんノート / 成績発表

2019年6月15日 更新

『ぐんぐんノート』の 成績発表です。

ぐんぐんノート 成績発表 2019/6/15

外国の映画を見ていて、赤ちゃんにも部屋が与えられ、ひとりで寝起きをしていることに驚く人も多いのではないでしょうか?
日本では、そうした習慣はほとんどなく、小学校入学前に自分の部屋が与えられるのは、ほんのひと握り。部屋を持っている小学生でも、寝起きは保護者と一緒という家庭が多いようです。
最近では、リビングで勉強する方が、能率が上がるといった報告もあり、ひとりの子供部屋をどのタイミングで与えるのがいいのか、悩んでいる保護者も少なくないでしょう。

そこで今回は、ひとり部屋について考えてみます。
子供部屋を与えることは、責任を与えることという考え方について話します。

欧米などでは、生まれてくる前から、子供部屋が用意されることがほとんどですが、これは子供の自立を早く促すという意味があるようです。
個人主義の風潮が強い欧米では、当たり前のようですが、日本では欧米ほどそうしたスタイルは浸透していません。

しかし、実際に子供部屋は単純に勉強するため、あるいは寝るためだけの部屋ではありません。
子供は、幼稚園や保育園に入った頃から、ひとりの個人として社会の中で、自分の居場所を見つけていきます。
保護者の下にずっといるのではなく、ひとりで他人と関わっていかなくてはならないのです。

子供部屋は、その基礎を養っていく場所でもあります。部屋を与えられ、その管理を任されることで、自立心や自覚を育んでいくという側面もあるのです。

また、自分の部屋は、他人を大切にすることに気付く場所でもあります。
子供がおもちゃの取り合いをするのはよくあることですが、これは「自分のもの」という意識が強くなったときに多く現れるものです。両方がもしくは片方が、「自分のおもちゃ」という意識が強い場合にこうしたケンカが見られるのです。
これは、子供に「自分のもの」と「他人のもの」というような区別がつき出した証です。
通常は、1~2歳前後になると、この“所有意識”が芽生えてくるとされています。

ひとり部屋を与えられた子供は、そこを「自分の部屋」と認識します。大切な自分の居場所であり、自分の大切なものを置いても良いスペースとなるのです。

こうして「自分のもの」への意識が強くなるのと同時に、「他人のもの」への意識も生まれてきます。他人にも「大切な自分のもの」があるのだという意識です。
自分のものを大切にすることによって、他人にも大切なものがあることに気付いていきます。
自分の部屋を与えられるということは、そんなきっかけにもなってくれるのです。

ただ、部屋を与えられることは、良いことばかりではありません。不安を感じる場合もあります。自分に自信が持てない子供は、そのような反応を先に見せます。
そのため、大きなひとり部屋をいきなり与えるのではなく、まずリビングの一角を、子供のスペースとして与えるのが良いかも知れません。
大切な宝物を置いたり、おもちゃを片付けたりといった小さな管理から任せてみるのも効果的かと思います。

こうした小さな責任を積み重ねることで、大きな自信につなげていくことができると思います。

部屋を子供に与えることで気を付けなくてはならないのは、「自分の部屋だから、勝手にしていい」という気持ちが芽生えることです。
「自分の部屋だから片付けなくていい」「部屋の中で何をしてもいい」と思ってしまいがちです。
小学高学年や中学生で起きるひきこもりや非行、ひとりで悩みがちになるなどの現象は、こうした意識が引き金となっている場合もあります。

そこで重要なのは、「自分の部屋は自由な場所ではない」ということを、部屋を与えたときから教えておくことです。家族で暮らす家の中の一室を与えられているだけで、自由にして良い訳ではないという考え方です。

そのためは、最初にルールを決めておくことが重要です。
「部屋を片付け、きれいに使うこと」はもちろん、「学校から帰って来たら、すぐに部屋に入らない」、「インターネットやLINEは部屋の中でしない」、「部屋に携帯電話を持ち込まない」、「勉強をするとき以外は、夜10時には寝る」、「夕食は家族で食べる」などです。

子供が健全に育つように、成長するにつれて家族で相談しながら、こうしたルールを作っていくべきです。

このように、自分の部屋を与えることは、大きな意味・意義のあることなんです。

子供の勉強部屋

下のページへ、過去の優秀作品をテーマ別に掲載しているので、「内容が浮かばない」という人は、参考にして下さいね。
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