塾長のブログ

ノート指導こそ、今すべき指導

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この業界に長く身を置くうちに見聞きしてきた事の1つとして、どんな教材を使用しているかで、その塾の方針・実態がわかるという事があります。
実際、新規に見学・相談に来られた親御さんから、どんな教材をどのように使用しているかたずねられることがあります。
そこでよくあるのが、塾教材(書店の店頭には並ばない塾専用の教材)に沿って進めていくというのが、よくあるケースかと思います。
当塾でも使用している学年・教科があります。

確かに、学校と異なり時間の限られた中で、私塾のできるベターな方法でしょうが、ただ塾教材に沿って漫然と学習を進めて行く塾だと、習いに行くメリットが、どこまであるのかと思ってしまいます。
この方法で復習(予習)ができ、学校の成績で良好な状態を維持できる子はいいですが、なかなか思うようにはいかない子が多いのも事実です(実際、過去多くの経験をしてきました・・・)。
ハッキリ言って、自分一人でもできる方法であり、それができない子が塾へ来る訳で、一人でできない部分を補助しているだけの“世話”をしているに過ぎないような気がします。
世話をするのが、我々塾講師の仕事ではなく、我々の本来の役目は、あくまで“指導”です。

指導とは、1問1問のやり方を説明し覚えさせる(知識を伝達する)ことだけではなく、それ以上に、勉強の始め方・進め方・戻り方・テストへの備え方・・・などを、その都度その場面場面で具体的に教えることだと思っています。
復習できるノート作りを」というページで、植田教室長も述べていますが、勉強を進めていく途中の箇所箇所で出てくる大事なポイントの手立てを、その都度示してあげること、これが我々塾講師のすべき役目だと思っています。
それを、塾教材に沿って問題の解き方を教え、教材の通りに知識だけを伝えていくような行為で、それを指導とし月謝を頂くというのには、大きな疑問を感じます。

勉強の効果的な成果が出る進め方を、場面毎に教えていき、本人自身の努力で成果が出た時、それは自信となり、次にまたやってみようという自発的な姿勢が育つ第一歩となります。
21世紀、あと3年少々で、大学入試も大きく様変わりします。知識の多い少ないで競争する入試制度は終焉を迎え、発信(表現)・発想・分析・思考・論理展開する力が求められるように移行します。
ロボットが飛躍的に進歩し、人間にとって代わるようになり、多くの職種がなくなると云われています。
そのような時代に、今我々は、子供たちに何をしてあげるべきか、何ができるのか、日々思案しながらの毎日ですが、1歩ずつ確かな歩みを進めて行くべく取り組んでいます。

(文責:虫明)