応用力=連想ゲーム

フラッシュカード、一問一答式、ドリル…
右脳を使って反射的に知識を引き出すことはもちろん大事です。

そして同時に必要なのが、「知識をつなげていく」左脳の使い方。
とはいっても、何も難しいことはしません。

授業中、こんなやりとりがありました。

Hくん「生存権、教育を受ける権利、勤労の権利…うん、覚えた」
私「権利ときたら義務もあったっけ」
Hくん「あった、納税の義務、教育の義務、勤労の義務」
私「教育の義務?」
Hくん「あれ?…(参考書パラパラ)…あ、普通教育を受けさせる義務だって」
私「受けさせるのは、誰の義務?」
Hくん「大人じゃない?」
………
私「3つの自由とかもあったっけ」
Hくん「あった気がする…探してみる」
………
Hくん「表現の自由っていうのもあった」
私「表現の自由っていったら、ちょっと前に名古屋であったんよなー」
Hくん「え?メダルのあの市長?問題起こしすぎやん…」
私「(よくご存じで…笑)市長がやらかしたのとはちょっと違うけどね」
………
私「どうして、その出来事の表現の自由って問題なんでしょう?」
Hくん「いくら自由だっていっても、人に嫌な思いさせたらだめだと思う…」
私「いいねー、自分の意見を持てるのはグッドですな~!」

たわいもないやりとりですが、その中に記憶のサックになるキーワードがあればそれでOK!
河村市長のメダルかじりの絵面が3つの○○と繋がっててもいいし、権利と義務と自由を意識してくれてても。

子供たちが自分の持ちうる知識だけでこういった連想をしていくのは難しく、大人の仕掛けが必要な部分ではあります。
それに、誰にどんな内容がヒットするかはまだまだ未知数。
だからこそ、どんなものがつながるかわからないところが面白いなぁと、こっそり連想ゲームの力を鍛えているところです(笑)

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