どこにもない指導法

当塾では、知識詰め込みのような指導は行いません。
今苦手なことは何か?
それは、何が原因でそうなっているのか?

私たちは、子供たちの頭の中をのぞきにいきます。

自分から進んで質問できるのは、大人の学び方だと思います。
または、得意な内容でみられる行為です。

思春期の子たちは、苦手な内容で恥ずかしがったり億劫がったり・・・で、なかなか聞きたくても聞けない。
そうこうしているうちに、授業は次へと進み「ま、いっか」と…。

それを繰り返しているうちに、徐々に不安・苦手意識はふくらみ、苦手科目・意識は育っていってしまうのです。

当塾では、以下のような学習法を指導しています。

①教材は、塾の教材・学校の宿題を問わず、何でも構いません。それらは、ただのきっかけにしか過ぎません。

②子供とのやりとりの中で、その子に課題となる内容が見つかれば、その原因を突き止めるために、書き残したものを預かり、細かく分析します。

③苦手な原因として考えられる項目をリストアップし、再度子供に問います。解ける(わかる)かどうかを試します。

④問題なければ、原因が見つかるまでとことん探していきます。

⑤それを繰り返し、原因を突き止めるまで並走していきます。

⑥原因を突き止めたら、そこを克服するまで、その子のレベルに合った教材を与え、自力で取り組めるまで並走します。

⑦自力でいけそうな状況になれば、そこからは「自主トレ」に入ります。といっても、放置はしません。

⑧同じ部屋で、先生の目の届く範囲で特訓させます。

⑨そして、マスターできたようなら、再度チャンレンジさせ、OKとなれば元の内容に戻りチェックします。

⑩それでOKとなれば、直近の内容に戻ります。もしNGであればリトライとなります。

以上のような流れで指導を行っていきます。

「あぁ、あれね」とか、「左のページの下の方にあったヤツ」などという反応が、子供から出始めると、脳内に格納されたと判断します。あぁ、あれね! あそこにあったヤツ

このような学習行為の中に、もう1つ重要な変化があります。関連した内容がつながり出すという傾向です。10あったものが7になり5になり、それがやがて3・・・→2・・・→1となっていく。
たくさんあったように感じていた内容が、少なくなっていく感覚が出てきます。
これこそが、応用力をつける過程に生じる傾向です。

定期考査では点がとれるのに、実力テストは苦手という子の多くは、この変化を遂げないうちに、その単元の学習を終えてしまっています。

では、いったんつまずいた子供が、このような学習を自分でできるのでしょうか?
なかなか難しい話かと思います…

当塾では、最初の段階でわかってなかったり、わかったフリなどしていても、必ず発覚する場面がやってくる流れなので、わからずに進む心配はありません。
子供のサボリ・ごまかしの原因のほとんどは、つまずきを放置していることです。
その子その子に合った(子供自身から出てきた弱点・課題)教材は、限りなくその子に優しい内容となります。
それを一定のルールにのっとって、学習していきます。

やらされる姿勢から、自分から机に向かう子になれるように。