当塾では、知識詰め込みのような指導は行いません。
丸暗記よりも、知識を繰り返し使う習慣を付け、自然に理解を深め、長期にわたって記憶保存していくという以下のような学習法を指導しています。
1.教材は、塾の教材・学校の宿題を問わず、何でも構いません。それらは、ただのきっかけにしか過ぎません。
2.子供とのやりとりの中で、その子に課題となる内容が見つかれば、講師陣は、その旨電子上のシステム内のデータベースへ書き込みます。
3.データベースに組み込まれた内容は、その後、同じ内容・関連する事柄が出てくるたびに、システムがデータベースの中から抽出し、それをプリントアウトし反復使用することで、前回よりも理解を深めていきます。
4.以後同じ経緯の繰返しで、時間の経過と共に、「覚える感覚ではなく、使う」ことで自然暗記&理解・長期保存へと導いていきます。何度でも何度でも、失いかけた知識・理解を取り戻す行為が継続されていきます。
5.そしていつか、「あぁ、あれね」とか、「左のページの下の方にあったヤツ」などという反応が、子供から出始めると、脳内に格納されたと判断します。
このような学習行為の中に、もう1つ重要な変化があります。関連した内容がつながり出すという傾向です。10あったものが5になり、5になったものが3→2→1になっていく。
たくさんあったように感じていた事項が、減っていく感覚が出てきます。
これこそが、応用力をつける過程に生じる傾向です。
定期考査では点がとれるのに、実力テストは苦手という子の多くは、この変化を遂げないうちに、その単元の学習を終えてしまっています。
では、子供たちが、このような反復学習を自分でできるのか?
いえ、かなり難しい話かと思います…
塾へ行くたびに、子供は自分でバーコードをスキャンし、「Menuシート」というその日の1枚をプリントアウトし机に向かいます。
忘れていれば、何日・何週間・何カ月もかけ、何度でも、何十回・何百回とレビューさせていきます。
最初の段階でわかってなかったり、わかったフリなどしていても、必ず発覚する場面がやってくる流れなので、わからずに進む心配はありません。
子供たちは、塾へ来るたびに、前回以前の自分の弱点・課題と延々と向き合っていくようになります。
子供たちが、自分の弱点・課題を、どの先生にも知ってもらっている上に、オートマチックに向き合っていける学習環境を提供する、この一連の流れ・行為が、当塾のオリジナル教材・指導法です。
よくある、子供のサボリ・ごまかしの原因のほとんどは、教材が合っていないことです。
その子その子に合った(子供自身から出てきた弱点・課題)教材は、限りなくその子に優しい内容となります。
それを一定のルールにのっとって、学習していきます。
自分から机に向かう子になれるように。