21世紀社会。
超高齢化社会にAIの進出、外国人労働力の流入・・・。
過去に例を見ない、予測不能な時代が始まりました。
そんな中、今の子供たちが時代を生き抜くために必要なものとは何でしょう?
当塾は、開塾時から一貫して『主体性』の重要性を唱えてきましたが、やはりここでも、その重要度を再認識しています。
現存する職業のうち、その多くがロボットに取って代わられる時代が、まもなくやってきます。
人間にしかできない、ロボットではできないこと、それは何か?
そして、その土台になるものとは?
主体性を置いて他に何があるのでしょう?
答えのない問題に立ち向かい、情報収集・分析・企画立案・創意工夫・具現化・創出・解決・・・していくこと、この原動力となるのが、主体性だと思っています。
ところで、主体性という言葉、なかなか意味がしっくりこない方もおられるかと思いますが、私共は、自らの意思・発想・工夫で、自発的に動き実現する心得と解釈しておりますが、これは、まさに十数年前、『ぐんぐんノート』を始めた当初の理念と合致するもので、「何でもいいから、やってごらん」「算数・国語ばっかりが、勉強じゃないよ」と声かけしてきたものです。
決して強制されて取り組むものではなく、「今日は、何やってみよっかなぁ?」と、機転を利かして、臨むものであって欲しいと思っています。
「でも、当面の学校のテスト勉強をした方が・・・」という声も、過去にも現在もよく聞こえてきますが、こと、ぐんぐんノートに関しては、それより先、21世紀社会に出てから有効な力の土台作りの方が重要に思います。
ご家庭での関わりとしては、「ぐんぐん、やった?」「ぐんぐん、しなさい!」ではなく、日頃から、わが子が興味関心を持ちそうなテーマ、また、この方向へ進んで欲しいと思う方向性を模索し、さりげなくきっかけになるものを用意してあげる、それもできるだけ多くの種類をといった関わりが効果的かと思います。
指図・注意・説教するスタンスから、ヒントを出し続け、陰ながら応援する親子関係へシフトすることが、これからの教育・子育ての重要なコツ・ポイントになるように思います。
いかに多くの知識を覚えるかよりも、いかにそれらの知識を使って、その変化形・応用形を創出できるか、ここに大きな成功ポイントが潜んでいるように思います。
当塾でも、ぐんぐんノートをこういう方向へシフトさせ、発展形を創っていこうと思っています。
保護者の方々の正しいご理解とご協力を仰ぎたく、お願い申し上げます。