「いかにわかりやすく教えるか」じゃない

「いかに、わかりやすく教えるか?」
そういうことよりも、もっと大切にしなければならないことがあります。

トップページにも書いてありますが、教育=教える+育てる は、往々にして教えることにばかり意識がいきがちで、育てることが手薄になりがちです。
確かにわかりやすく教えてもらえると、わかった気になり嬉しい気持ちになります。その対価として、月謝を頂く塾・家庭教師が多いですが、確かにその時は満足感があります。わかりやすければわかりやすいほど、満足度は上がります。
ただし、その後自分で復習が出来る習慣があればいいんですが…

人の力を借りようとする傾向が強い人は、自分から動こうとする習慣が弱く、力になってもらっても、成果はその時だけ、一時的ということが多いようです。
何年も塾の先生をやっていれば、同じことを何度も説明する訳ですから、わかりやすく教えられるようになるのは当たり前なことです。
そんなことで満足していてはダメなんです。

子供たちが、自分からやって成果を感じる経験、充実感を感じる時間が多くなることが重要なんです。
自分のお手柄となっていけば、主体性が伸びていきます。
そのような体験をさせてあげることこそが、我々の仕事だと思っています。

やがて社会に出ても、仕事を与えられないとできない・しない人間ではなく、自分から仕事をクリエイティブに創っていける人間に育てたいものです。
人間力を判断する上で、IQが高い・低いが問題ではなく、自分からどれだけ動けるか否かをみるのが有効だと思います。
なので、今現在、成績が良好かどうかが問題ではなく、学習への依存心がどれだけ大きくなっているかどうかが肝心です。

「勉強のしかたが変わる塾」と題して、教室運営を行っていますが、依存型の学習から自主自律の学習姿勢へ変えていくことこそ、当塾の役割だと思っています。

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